魚好き高校生、何度も挑んでは敗れてきた「海」 (笑)
我が家の次男坊は、幼いころから魚と海が大好き。
いつも図鑑を眺めていて、釣った魚を見ると「これは○だね」「○の仲間だね」と、私より魚に詳しいほどです。
そんな彼が目指しているのは、「海洋関係の研究をすること」。
将来に向けて、少しでも経験を積んでもらいたい――
そう思って何度か遊漁船に乗せてきたのですが、そのたびに彼を苦しめたのが“船酔い”でした。
「また乗る!」その一言に込められた覚悟
正直、船酔いの辛さはよくわかります。
私も船酔いが酷い方でした。
一度なってしまえば、もう立っているのもしんどい。
過去には「二度と船には乗らない」と言ってました。
今回、私が船を持って自由に操船できるようになり、次男に乗るか聞いてみたら、
「気持ち悪くなったらすぐ帰ってこれる?」
「近場で釣れる?」
「知らない人、乗ってない?」
そして
「じゃ、乗る!」
船酔いを克服することにしたようです(笑)
遊漁船はチャーターじゃない限り、知らない人も乗ってるし、帰りたくても帰れません。
その点、親の船だとかなり自由度が高くなります。
・うねりの少ないポイントに移動できる。
・他人がいないから、わがままを言える。
・気持ち悪くなったらすぐ帰れる!
今回の出港にあたっては、事前にしっかり30分前にアネロンを服用。
さて、どれぐらい持つか!
いざ出航。
当日はだし風が強く、沖は波が高かったので、浅場で釣行開始。
日本海のインショアゲームで、マゴチやヒラメ、そしてシーバスを狙うポイントへ。
釣りの腕前は正直、私より上。
ワインドゲームも難なくこなします。
さすがです!
滑り出しは順調、1匹でも釣れてくれればと、実績ポイントを移動して行きます。
限界は来たけれど、それでも「一歩前進」
頑張っておりましたが、やっぱり1時間ほどで限界が来ました。
「少し気持ち悪い」と言い、水平線を見ながら続けてますが、今回の挑戦はここで終了。
けど、これまで10分や20分でギブアップしていたのが、1時間も踏ん張ったというのは、大きな成長です。
そして、帰港して一言。
「また、乗る!」
その言葉には自信を感じました(笑)
知識だけじゃなく、経験も身につければ・・・
海に出て、実際に「潮のにおい」や「風の変化」「波の機嫌」など、五感で覚えることも大切です。
ここで頑張ることは彼にとって絶対プラスになるはず!
定期的に連れ出します。
今回の挑戦は、船上での“はじめの一歩”になったと思います。
最後に
船酔いは、誰にとっても避けられない壁です。
でも、酔い止めを活用したり、無理のない出港条件を選ぶことで、少しずつ慣れていくことができると思います。
本人の気持ちがあれば、少しずつでも三半規管が鍛えられ、船酔いは克服できるはず!
禰󠄀豆子が太陽を克服したように(笑)、次男坊にも船酔いを克服してもらいたい!
その時が来るのを、楽しみにしています。