ベイトタックルを使う釣りの中で特に課題になるにが、超軽量ルアーを使用したライトゲームではないでしょうか?
いわゆるベイトフィネスというジャンルですが、ソルト(海)の場合、そのルアーの重さは1g以下にもなります。
2g以上になると結構それなりにキャストできます。
ところが、1g前後になると突然そうはいかなくなります。
バックラッシュ連発です。
それが向かい風だったりするとさらに状況は悪くなります。
もちろん、ベイトフィネス用と言われるベイトリールを使っていても。
ベイトリールは問題なし。
ラインセッティングも検討済み。
ラインセッティングの記事はこちら
momotaro ベイトフィネスってpeラインがいいって言うけど、どうして?peラインだとバックラッシュして高切れしちゃうんだけど。対策はあるのかなぁ。 ・ソルトのベイトフィネスにpeラインが最適な理由・リーダーについてに考え方[…]
残るは?
ロッドです。
ベイトフィネス用のロッドを使用し、練習して少しは上手くなりました。
しかし、超軽量ルアーになるとバックラッシュ頻発です。
バックラッシュするからブレーキを強くする。
飛距離がでない。
少し遠くのポイントを狙いたいけど、狙えない。
釣れない。
面白くない。
きっとベイトタックルのせい。
スピニングのほうがいい・・・・。
こんな思考におちいる人はたくさんいるのではないでしょうか?
しかし、忘れられません。
ベイトリールのあのメカニカルなたたずまい。
キャストが決まったときの快感。
魚を掛けたときのダイレクトな反応。
同じポイントを手返し良く攻められるテクニカルなアクション。
これをアジングやメバリングのライトゲームで実現できたら・・・
妄想が妄想を呼び、そしてやってしまいました。
フィッシュマン ビームス インテ6.4UL購入。
所有していたロッドを3本売りました。
それでも足りませんでしたが(汗)
値段が高ければ、高いほどいい!と自分に言い聞かせ、動揺を抑えました。
今回はメバリングで使用してみてのインプレをまとめてみました。
いい!と言われているインテ64UL。
下手くそが使ってみるとどうなのか?
ソルトでのベイトフィネスライトゲームに悩んでいる方の一助になればと思います。
仕様
全長 193cm(6.4ft)
マテリアル 4軸カーボン
ガイド Kガイドチタン+ステン
自重 116g
継数 3ピース
仕舞寸法 74cm
グリップ長 36cm
ルアーウェイト 0.8~10g
ライン PE0.3~1号
販売価格 ¥49,800(+税)
初見
実物をみることなく、ネットで購入しました。
手にとってみて、まずは、
“バット太い!”
3ピースのブランクスを継いで、振ってみて、
“硬っ!!”
明らかに自分が知っている“UL”クラスのロッドではありません。
“UL”と言えば、ファーストテーパーであったとしても繊細な感じで柔らかい。
インテ64ULは、バットだけだったらMLからMクラスの太さがありそうです。
そして、なんで継数が3ピース?って、思ってましたが、手で曲げてみて理解しました。
面白い曲がり方をします。
そういえば今まで2ピースのロッドしか使ったことがありませんでした。
インテ64ULは3つのブランクスが特徴をもって、それぞれの役目があるのがよくわかります。
キャスト時も、真ん中のブランクス(ベリー)が頂点になってスムーズに曲がってくれるのでしょう。
バットは、大物が掛かっても耐えられるパワー。
ティップは、ハリがあるのに曲げるとエグい曲線を描きます。
ただそれにしても硬くて、本当に0.8gが投げれるの?
という印象でした。
実釣
超軽量ジグヘッド0.6g~1.5g
ファーストテーパーでハリがある高弾性。
このロッドで超軽量ジグヘッドが本当に気持ちよくキャストできるのか?
結論。
できます。
最初はバックラッシュしましたが、慣れると、ハリとしなやかさが同居するティップが上手く働き超軽量ジグヘッドを繊細に運んでくれます。
飛距離はスピニングより劣りますが、十分釣りになります。
感動したのは感度です。
潮のよれや、はっきりしないバイトがビンビン手元に伝わってきます。
反応良く掛けていけるロッドです。
ジグへのアクションも非常にしやすいです。
ボトムでの感度も良好です。
ベイトリールなのでラインの放出が止まれば着底はわかりますが、ボトムをズル引きもやりやすと思います。
イマイチなところは、やはり小さい魚を掛けたときは楽しくありません。
繊細なバイトは感度がいいので反応良く掛けることができますが、バットパワーがあるため小さい魚は、「あれ、のってる?」という感じです。
メバルで15cm程度あるとようやく魚の生命感が感じられます。
メバル用プラグ
プラグの場合、キャストはベリー部分の出番です。
しっかりしならせてキャストしても収束が早く安定しているので、バックラッシュが少ないです。
向かい風でも、サイドハンドでキャストすると問題ありません。
プラグの操作感もいいですね。
ベイトリールなのでドリフトの釣りも楽しいです。
ただやはり、プラグはもう少し長いロッドの方がやりやすいですね。
取り回しが良いという利点はありますが。
フロートリグ
もう少し沖を狙いたいときフロートリグの出番ですが、問題なく使用できます。
ソアレのアウトシュート3.6gを使ってみましたが、反応良くメバルを掛けることができました。
リール
リールはベイトフィネス用と言われるものが必須です。
私は20アルファスair TWと16アルデバランBFS XGを持っていましたが、メインは20アルファスair TWです。
決めては重さです。
20アルファスair TWが160g。
16アルデバランBFS XGが130g。
アルファスの方が重くて手元が安定するように感じました。
安心してロッドを振れるような。
好みの問題だと思います。
20アルファスair TW
メイン機です。
ラインセッティングは、PE0.4号を45m、リーダーはフロロカーボン6lbを5mです。
カスタム内容
- フルベアリング化済み
- HEDGEHOG STUDIOかっ飛びチューニングキットAIR BFSカスタム
- ドラグクリッカー取り付け済み
- ハンドルノブ brimo Sanctus brave350
momotaro アルファスairtwで1gのジグヘッドもキャストできないこともないけど、飛距離も出ないし、気持ちよく投げれない。何か改善できる方法はないのかな? 改善方法があります ・ベアリングのカスタムをすると問題解決に近[…]
momotaro ベイトフィネスタックルでアジングをする時、ドラグのクリック音がないのが違和感を感じるんだよね。ロックフィッシュとのやり取りはゴリ巻きなので、ドラグ音がなくても気にならないけど、アジングではドラグを緩めて繊細なやり取[…]
momotaro 定期のアルファスairtwのオーバーホールをしました。ついでにレベルワインダーにベアリングの追加、ハンドルノブの交換・ベアリング追加を行いました。 ・分解・オーバーホールの手順について・レベルワインダーへのベア[…]
16アルデバランBFS XG
サブ機です。
ボトムズル引き、ロックフィッシュ用にと思っています。
ラインセッティングは、PE0.6号を100m、リーダーはフロロカーボン8lbを5mです。
カスタム内容
- ハンドルノブ brimo Sanctus brave350
まとめ
まだ2釣行での使用ですが、大満足なロッドです。
これから季節ごとにいろいろな魚種を狙いたいと思います。