沿岸漁業を始めると、想像以上に多くのロープが使われていることに気づきます。
最初は、
- PEロープ
- クレモナ
- クロスロープ
- ダイニーマ
など、名前だけでもかなり混乱しました。
実際に調べてみると、ロープにはそれぞれ、
- 浮く・沈む
- 柔らかい・硬い
- ねじれやすい・ねじれにくい
といった違いがあり、用途によって使い分けされていることがわかりました。
今回は、自分自身の覚書として、沿岸漁業でよく使われるロープの種類や構造の違いを初心者向けにまとめます。
沿岸漁業ではロープの種類が重要
漁業で使うロープは、単純に「強ければ良い」というわけではありません。
実際には、
- 扱いやすさ
- 柔らかさ
- キンクしにくさ
- 水に浮くか沈むか
などが、作業効率に大きく関係します。
特に毎日使うロープほど、手触りや扱いやすさが重要だと感じました。
「キンク」とは?
ロープを調べていて、よく出てきたのが
「キンクしやすい」
「キンクしにくい」
という言葉でした。
キンクとは、ロープがねじれて輪っか状になったり、途中で折れ曲がって絡まる状態のことです。
特に3つ打ちロープでは起こりやすく、
- 巻き取りしにくい
- 手繰りで絡む
- 作業効率が落ちる
- 無理に引くと痛む
などの原因になります。
逆に、クロスロープや8打ちロープは比較的キンクしにくく、扱いやすいと言われています。
初心者ほど、
「キンクしにくいロープ=扱いやすい」
と覚えるとわかりやすいかもしれません。
沿岸漁業で使う代表的なロープ種類

PEロープ(ポリエチレンロープ)
漁港で最もよく見かける定番ロープです。
特徴
- 軽い
- 水に浮く
- 安価
- 扱いやすい
用途
- 籠漁
- ブイ
- ボンデン
- 浮子ロープ
初心者が最初に触ることが多い印象です。
クレモナロープ
柔らかく、手触りが良いロープ。
※「クレモナ」はビニロン系ロープの代表的な呼び名として広く使われています。
特徴
- 水に沈む
- 柔らかい
- 結びやすい
用途
- 刺し網
- 延縄
- 手繰り作業
作業性を重視する人に人気があるそうです。
クレモナクロスロープ
個人的にかなり気になったロープ。
普通のクレモナロープは「3つ打ち」が多いですが、これはクレモナ素材をクロス編みしたロープです。
特徴
- とても柔らかい
- キンクしにくい
- 巻き取りしやすい
- 手が痛くなりにくい
- 摩耗にも比較的強い
デメリット
- PEより高価
- 水を含むとやや重い
- 泥が入り込むことがある
向いている用途
- 刺し網
- 延縄
- 手繰り
- 作業ロープ
- 小型船係留
調べていて、
「毎日使う人ほど良さがわかるロープ」
という印象を持ちました。
ナイロンロープ
強度重視のロープです。
特徴
- 強い
- 伸びる
- 衝撃に強い
用途
- アンカー
- 船の係留
係留では定番のロープみたいです。
タスランクロスロープ
最近気になって調べたロープ。
特徴
- 柔らかい
- 滑りにくい
- 手が痛くなりにくい
毎日作業する漁師さん向けという印象でした。
ダイニーマロープ
かなり高性能なロープ。
特徴
- 超高強度
- 超軽量
- 水に浮く
細くても強いため、大型漁具やウインチ作業で使われるそうです。
ロープは「構造」でも違う
ロープは素材だけでなく、
「どう編まれているか」
でも性質がかなり変わります。

ロープ構造の違い
3つ打ちロープ
最も一般的な構造。
3本の束をねじって作られています。
特徴
- 安い
- 強い
- 普及している
ただし、ねじれやキンクが出やすいそうです。
クロスロープ
編み込むように作られているロープ。
特徴
- 柔らかい
- ねじれにくい
- キンクしにくい
- 扱いやすい
毎日触るならかなり快適そうです。
8打ちロープ
大型船や係留向けでよく使われる構造。
特徴
- 強度が高い
- キンクしにくい
- 巻き取りが綺麗
ブレイドロープ
ダイニーマ系に多い高密度編み込み構造。
特徴
- 非常にしなやか
- 細くても強い
- 高性能
ロープの特徴早見表
| 種類 | 浮力 | 柔らかさ | キンク | 強度 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| PE | 浮く | 普通 | やや出やすい | 普通 | 安い |
| クレモナ | 沈む | 柔らかい | やや出やすい | 普通 | 普通 |
| クレモナクロス | 沈む | 非常に柔らかい | 出にくい | 強い | やや高い |
| ナイロン | 沈む | 普通 | 普通 | 強い | 普通 |
| ダイニーマ | 浮く | 柔らかい | 出にくい | 非常に強い | 高価 |
初心者がまず覚えたい「浮くロープ」と「沈むロープ」
初心者はまず、
「浮くか沈むか」
を覚えると理解しやすいと思いました。
浮くロープ
- PE
- PP
- ダイニーマ
ブイや籠漁向き。
沈むロープ
- クレモナ
- ナイロン
- クレモナクロス
刺し網やアンカー向き。
用途別おすすめロープ
| 用途 | おすすめ |
|---|---|
| 籠漁 | PEロープ |
| ブイ・浮子 | PEロープ |
| 刺し網 | クレモナクロス |
| 延縄 | クレモナ系 |
| 船の係留 | ナイロン |
| 軽量・高強度重視 | ダイニーマ |
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初心者向け検索ワード。
| 種類 | 検索ワード |
|---|---|
| PE | PEロープ 3つ打ち |
| クレモナ | クレモナSロープ |
| クレモナクロス | クレモナクロスロープ |
| ナイロン | 係留ロープ ナイロン |
| クロス | タスランクロスロープ |
| ダイニーマ | ダイニーマロープ |
初心者向けサイズ感
最初はこのあたりが扱いやすそうです。
| 用途 | 太さ |
|---|---|
| ボンデン | 6〜8mm |
| 籠漁 | 8〜10mm |
| 係留 | 10〜12mm |
まとめ
ロープは見た目が似ていても、
- 素材
- 構造
- 浮力
- 柔らかさ
- キンクの出やすさ
がかなり違うことがわかりました。
初心者としてはまず、
- PE
- クレモナ
- ナイロン
この3種類を覚えると、沿岸漁業のロープの基本が理解しやすそうです。
また、
「毎日触るロープほど扱いやすさが大事」
というのも印象的でした。
今後は実際に使いながら、
- どのロープが扱いやすいか
- 耐久性はどうか
- キンクしやすいか
- 用途ごとの違い
も覚えていきたいと思います。