FishingKELUARGA【フィッシングクルアルガ】釣り好き家族のブログです

スティーズ A TW オーバーホール

momotaro
中古で購入したスティーズ A TW。
メンテナンスせずそのまま使用し、しかもオフショアでも使用しました。
そんな高級機をオーバーホールしたので紹介します。
・簡単なオーバーホールの方法を紹介します
・使用したケミカル類の紹介をします
・便利な工具類も紹介します

ダイワの高級機「スティーズ A TW」。
正式名称は「STEEZ A TW 1016SH」
こちらをオーバーホールしていきます。

サイドプレート、スプールのベアリング清掃、注油

サイドプレートを外して、スプールを取り出します。

サイドプレートのベアリング

ベアリングを固定してしるピンをマイナスドライバーなどで外します。

かなりの確率で、ピンが飛ぶので慎重にやりましょう。

ワッシャーのあるので忘れないようにしましょう。
ベアリングの清掃はこちら。

ABC HOBBY ベアリング リフレッシュセット

パーツクリーナーの強力噴射で内部を綺麗にしてくれます。
ベアリングの性能がよみがえります。

注油はこちら

IOS FACTORY 02PRO

この辺は好みですね。

元に戻してサイドプレートは終了。

スプールのベアリング

スプールのベアリングを脱着するには工具が必要です。
おすすめはこちら

SLP WORKS スプールBBリムーバーⅡ

ベイトリール用のベアリングリムーバーです。
このリムーバーはアルファスairTW、16アルデバランbfsで使えることを確認しています。
ダイワのベイトリールは対応してるし、シマノにも対応できそうです。

外れました。
パーツクリーナーで洗浄後、注油して元に戻します。

ハンドルの取り外し(ハンドルベアリングの清掃、注油)

ハンドルを外します。

まずはハンドルロックプレートを外します。

ここのボルトは10mmのメガネレンチです。
ボルトを外すと、たくさん外れてくるので、スタードラグを押さえながら順番に外していきます。

取り付けの時にわからなくならないように、順番に並べておくといいです。
特にドラグスプリングワッシャーは上下の向きがあるので注意しましょう。
(わからなくなっても説明しているサイトがあるので大丈夫です。)

一番最後にベアリングがありますので、こちらも洗浄、注油しておきます。

ハンドル側のサイドプレートの取り外し

ネジを3つ外すと、サイドプレートが外れます。
結構綺麗ですが、カラカラですね。

メカニカルブレーキのベアリング清掃、注油

ここのベアリングもピンで止まっているので、マイナスドライバーなどで外します。

っと、茶色・・・
これってマグオイル?
マグシールドのベアリングってクラッチカム側だけだと思ってましたが・・・
どうなんでしょう?
マグシールドだとしたら、もうシールドされていないってことですね。
ベアリングの動きも悪くないので、洗浄して、注油しておきます。

メインギア、ピニオンギア周りの取り外し

メインギア周りを取り外します。

綺麗ですが、グリスっ気がありません。

順番し外していきます。
ギヤ周りは汚れを拭き取り、組み付けの時にグリスを塗ります。

ギアシャフトベアリングの洗浄、注油

ピニオンギアを外します。
綺麗です。

ギアシャフトを止めてあるネジを2つ外します。

ここのベアリングは汚れる箇所です。

このピンを外すと、ベアリングが外れます。

洗浄して、注油します。

クラッチカムベアリングの確認

キックレバープレートを外します。

ベアリングが取り出せますが、このベアリングはマグシールド仕様なので、そのままです。
マグオイルも漏れてないようなので、周りの古いグリスを拭き取り、新たにグリスを塗ります。

ちなみにグリスはこれ

ギヤにはSR-G、それ以外にはACE-0です。
100均の筆で薄く塗ります。

ウォームシャフトベアリングの洗浄、注油

まずはこちら側のピンを外してしまいます。
シャフトが固定されていた方が、外しやすいので。

反対側のピンも外します。

シャフトが抜けてきますが、途中で止まります。

ボールホルダーナットと呼ばれるプラスチックのパーツを外すと、シャフトが抜けます。

白いギヤはハマっているだけなので、抜き取るとベアリングが外れます。
ベアリングは洗浄して、注油します。
通常シャフトにはグリスを多めに塗布すると思いますが、私は毎釣行後、IOSファクトリーのオイルを塗布するので、古いオイルは全部拭き取り、オイルを垂らしました。

組み付け

元通りにしていきます。
パーツには、先ほど紹介したグリスを薄く塗っていきます。

ドラグワッシャーにはこちら

IOSファクトリーのドラググリス”しろくま”です。
たっぷり塗ってあげます。

あとは順番に戻していきます。

完成です。

っと、忘れてました。

ハンドルノブのベアリング清掃、注油

ノブのキャップを外します。
私が使っているのは専用のものですが、穴に引っ掛けることができれば、なんでも構いません。

ネジを外すと、ハンドルノブが取れ、ベアリングも取れます。
んっ?
プラスチックのカラーです。
スティーズ A TWのハンドルノブってベアリングなし?
ちょっとびっくりです。

手持ちのベアリングが2個しかなかったので、とりあえず、下部だけベアリングにしました。
上部は別の機会に。

ベアリングのサイズは、内径4mm×外径7mm×幅2.5mmです。

まとめ

以上で簡単なオーバーホールは終了です。
意外に綺麗だったので、まだまだ使えそうです。
大物が釣れますように^^

※整備、改造は自己責任でお願いします。

紹介した工具

紹介したケミカル

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