FishingKELUARGA【フィッシングクルアルガ】釣り好き家族のブログです

テトラポットから落ちたこと【テトラポットでの釣りは非常に危険】

釣行中にテトラポットから転落し、左足首の骨折、全治3ヶ月のケガを負いました。
正確に言うと、骨折をし、転落です。
正直、思い出すのも怖いので、ここにアップするか迷いましたが、自分への戒めと、
あと、釣り中の事故で亡くなる方が年間約100人と聞きますが、その事故がいくらかでも減ればと、情報提供をします。
楽しい釣りが楽しいままで終われるように、少しでも参考にしてください。


場所

どこにでもある普通の漁港の堤防です。
ただこの日はいつもと違う漁港に行くことしました。
秋晴れの日中ということもあり、釣り人はたくさんいましたが、釣れていない様子。

ポイントを図にしてみました。
上から見たものです。
堤防の前側が一段低くなっています。
その反対側にテトラ帯。

ママ(オレンジ)、長男(緑)、次男(青)は一段低い堤防で釣座につきます。
私(黄色)は、テトラ帯に降りて、釣行を開始しました。
私から家族は、堤防の影になりみえません。

装備

いつも家族全員ライフジャケットを装備しています。
私は磯に行くときや、夜間の1人釣行のときは、固形の浮力体が入ったこちらをきていますが、

この日はアジングメインだったので、ウエストバッグに装着するタイプのライフジャケットでした。

靴は、フェルトスパイクシューズ。

服装はいつも皮膚を出さないように、暑くても長袖、長ズボンです。

手袋はこちら。

開始から転落まで

ママたちがいる港内には魚っ気が無かったので、私は1人で外洋向きのテトラ帯へ。
今回は新しいアジングタックルの鱗付けもあったので、はやる気持ちを抑えつつ、テトラを下り、ポイントへ入ります。

1投目。
足元で見事にヒット。
アジで見事に鱗付けが完了。

気をよくした私は、テトラを駆け上がり、家族のいるところからアジを入れるバケツを持って、またテトラを下ります。
その時、少しだけ違和感が。
目測と実際の足の着地のタイミングが違ったような。
しかし、アジを釣りたい私は、気にせずに釣行再開。

その後、アジは全く釣れず、潮ガミも感じられないので、アジングをやめ、家族のもとへ。

家族がいる港内側も全くアタリがない様子。

私はタックルをライトゲーム用に持ち替え、港内でゲソングをはじめました。
小さいアタリはあるものの、釣れず。
家族と相談し、外洋側(テトラ帯)でゲソングをして、反応が無かったら場所移動することににました。

そして、テトラ帯へ。

テトラを下る途中、少しの段差。
ジャンプして左足を着いて・・・
着かない!
着いた!その瞬間、左足首から”ゴリッ!”
すぐにわかりました。
折れた。
次の瞬間、右側に体が倒れだしました。
このままだと、テトラの隙間に落ちる。
右手に持っていたタックルを放り出し、右腕全体でテトラに抱きつきました。
なんとか転落はまぬがれましたが、気が動転していて動けません。
左足を見ると変な方向をむいています。
顔と右腕に擦り傷はありますが、骨折はしてなさそうです。

少し落ち着いてから、助けを呼びます。
テトラにしがみついたとはいえ、奥まったところにいたので、聞こえないのでしょう。
登るしかない。
(後になって気付きましたが、スマホで連絡すればよかったと)
左足は全く感覚がないので、使わないでよじ登ります。
5分かかったのか10分かかったのかよく覚えてませんが、結構時間がかかったように思えました。
テトラの上まで登り、助けを呼びます。

すると、次男がタモを持って走ってきました。
この子は、私が大物を掛けると、いつもタモをもって走ってきてくてます。
少し笑ってしまいました。

ママを呼んでほしいと伝え、気持ちが落ち着いてきました。

結局、テトラ帯を自分1人で這いつくばるようにして脱出し、車まで戻りました。
そのまま病院へ行き、即入院でした。
脛骨粉砕骨折、腓骨粉砕骨折、頸腓靱帯断裂、三角靱帯断裂。
あまりにも大きい代償でした。
私は日頃から空手もやっていて、運動神経と筋力には自身がありました。
しかし、人間、一瞬でこうなります。

原因

今回のケガの原因は、目測を誤ったことによるものですが、これには心当たりがありました。
それは”メガネ”です。
私は近視なのでスポーツをするとき以外は、メガネで生活しています。
普段使用しているメガネは信頼のあるお店でつくってもらっています。

釣りのときのメガネは?
ネットで買いました。
偏光グラスをワンタッチで付けれる度入りメガネをネットで見つけて、釣り用にと購入しました。
そして、釣りの時のみの使用だからと球面レンズに。(いつもは非球面です)

そして、これまでも釣行時に何度もあった違和感。
段差を降りるときに、目測と着地のタイミングがズレるあれ。

最大の原因は”非球面レンズ”と、”メガネのフィッティング”を行っていなかったことだと思います。

いつも球面レンズで過ごしていると気にならなくなりますが、たまに球面レンズをかけるとメガネの端が歪みます。
また今回のメガネは耳の掛かりがユルユルでした。
間違いなくメガネの端が歪んでみえていたのでしょう。
これが、目測を誤った原因です。

この話は、ネットでメガネを購入することを否定している訳ではありませんのでご了承ください。

もう1つ原因があったとしたら、自分への”過信”だと思います。
「体を鍛えているから大丈夫だ」
「自分がテトラから落ちるわけがない」
そんなふうに心のどこかで思っていたのでしょう。

不幸中の幸い

不幸中の幸いがいくつも重なりました。

①単独釣行では無かったこと
②天気が良かったこと
③日中だったこと
④子供たちだけではなく妻がいたこと
⑤落ちたときに右手でしがみつける位置にテトラがあったこと
・・・

あげたらまだまだ沢山あります。
良かった。

対策

ライフジャケット、スパイクシューズは必須として、今回は、メガネが主な原因だと思っています。
ただメガネは代えるとして、変えなきゃいけないものがあると思います。
それは、釣りをする上での心構えです。

プロの方とかユーチューバーの方とかは別として、私も含め大体の方は釣りは趣味だと思います。
趣味は大前提として”楽しいから””好きだから”やっているのではないでしょうか。
その楽しい趣味のために、こんなケガしてては元も子もありません。
しかし、少し危険が伴うぐらいが面白いんですよね。
足元が悪いところで大物が掛かったり。

そこで対策としては、不安要素を取り除く、これに尽きると思います。

メガネの違和感がずっとあったにも関わらず、放置して、今回の大怪我。
気になることがあったら、解決してから、釣りという趣味を楽しむ。
危険が伴う趣味だから、万全の準備をして臨む。

今後はそんな感じで釣りを楽しみたいと思います。


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