お店の店員さん曰く、状態が良い物という話でしたが・・・。
良型のキジハタとマダイを掛けてから、シャリ感が強くなり、巻き感も重くなりました。
分解してオーバーホールです。
・ドライブギア軸のベアリング交換について
・ハンドルのオーバーホールについて
★オーバーホール後
シャリ感、巻き感ともに改善しました。
分解・オーバーホール
サイドカバープレートとスプールを外します。
サイドカバープレートのDC部のベアリングを洗浄します。
ネジを外します。
針金のピンをマイナスドライバーなどで外し、ベアリングを取り出します。
ベアリングの洗浄はABC HOBBY ベアリング リフレッシュセットが便利です。
強力噴射でベアリング内部までキレイにしてくれます。
パーツクリーナーで洗浄後、オイルを垂らしておきます。
ハンドルを外していきます。
黒いネジとカバーを外します。
10mmのメガネレンチでボルトを外し、パーツを順番に外していきますが、ドライブギアの座金は上下が決まっているので、間違えないように並べておきましょう。
サイドカバープレートを外します。
ネジは4箇所で止まっています。
予想以上に汚れています。
メカニカルブレーキのベアリングを外して、洗浄、オイルを垂らします。
ドライブギア周りを抜いていきます。
汚れています。
パーツクリーナーで洗浄します。
汚い。
嫌な予感が。
ピニオンギアも外して洗浄。
クラッチ周りのベアリングも汚れています。
再生できるか心配でしたが、パーツクリーナーをABC HOBBY ベアリング リフレッシュセットで強力噴射したら、復活しました。
ドライブギア軸のベアリング交換
次は、一番汚れがひどいドライブギア軸周りを。
ドライブギア軸を回転させてみると、抵抗がありかなり重くなっています。
まずはウォームシャフト周りを。
こちら側のピンを外します。
ウォームシャフトを外してみましたが、問題なさそうです。
ドライブギア軸です。
錆びてます。
一応、ベアリングの再生を試みますが、
錆で茶色になりました。
ゴリゴリで回転しません。
新品に交換です。
サイズは、DDL-950ZZ 内径5mm×外径9mm×幅3mmです。
あとは元通りに組んでいきます。
使用したグリスは、ギアには「SR-G」それ以外には「ACE-0」です。
オイルはこちら
ドラグ用のグリスはこちら
ハンドルのオーバーホール
最後にハンドルをみていきます。
拭き取った後の画像ですが、
せっかくのベアリングがグリスでベトベトです。
出荷時からこれなのか、前ユーザーがこうしたのか・・・
キレイに洗浄して、オイルを垂らしておきました。
その他のところには薄くグリスを塗っておきました。
オーバーホール終了
シャリ感もなくなり、同じものとは思えないほど巻き心地がよくなりました。
今後もミドルゲームで活躍してもらいます。