FishingKELUARGA【フィッシングクルアルガ】釣り好き家族のブログです

17スコーピオンDC 101HGのオーバーホール【ベアリング交換】

momotaro
中古の17スコーピオンDC。
お店の店員さん曰く、状態が良い物という話でしたが・・・。
良型のキジハタとマダイを掛けてから、シャリ感が強くなり、巻き感も重くなりました。
分解してオーバーホールです。
・分解・オーバーホールの手順について
・ドライブギア軸のベアリング交換について
・ハンドルのオーバーホールについて

オーバーホール後
シャリ感、巻き感ともに改善しました。

分解・オーバーホール

サイドカバープレートとスプールを外します。

サイドカバープレートのDC部のベアリングを洗浄します。

ネジを外します。

針金のピンをマイナスドライバーなどで外し、ベアリングを取り出します。

ベアリングの洗浄はABC HOBBY ベアリング リフレッシュセットが便利です。
強力噴射でベアリング内部までキレイにしてくれます。

パーツクリーナーで洗浄後、オイルを垂らしておきます。

ハンドルを外していきます。
黒いネジとカバーを外します。

10mmのメガネレンチでボルトを外し、パーツを順番に外していきますが、ドライブギアの座金は上下が決まっているので、間違えないように並べておきましょう。

サイドカバープレートを外します。
ネジは4箇所で止まっています。
予想以上に汚れています。

メカニカルブレーキのベアリングを外して、洗浄、オイルを垂らします。

ドライブギア周りを抜いていきます。
汚れています。
パーツクリーナーで洗浄します。

汚い。
嫌な予感が。

ピニオンギアも外して洗浄。

クラッチ周りのベアリングも汚れています。
再生できるか心配でしたが、パーツクリーナーをABC HOBBY ベアリング リフレッシュセットで強力噴射したら、復活しました。

ドライブギア軸のベアリング交換

次は、一番汚れがひどいドライブギア軸周りを。
ドライブギア軸を回転させてみると、抵抗がありかなり重くなっています。

まずはウォームシャフト周りを。

こちら側のピンを外します。

ウォームシャフトを外してみましたが、問題なさそうです。

ドライブギア軸です。

錆びてます。

一応、ベアリングの再生を試みますが、

錆で茶色になりました。
ゴリゴリで回転しません。
新品に交換です。
サイズは、DDL-950ZZ 内径5mm×外径9mm×幅3mmです。

あとは元通りに組んでいきます。

使用したグリスは、ギアには「SR-G」それ以外には「ACE-0」です。

オイルはこちら

ドラグ用のグリスはこちら

ハンドルのオーバーホール

最後にハンドルをみていきます。

拭き取った後の画像ですが、

せっかくのベアリングがグリスでベトベトです。
出荷時からこれなのか、前ユーザーがこうしたのか・・・
キレイに洗浄して、オイルを垂らしておきました。
その他のところには薄くグリスを塗っておきました。

オーバーホール終了

シャリ感もなくなり、同じものとは思えないほど巻き心地がよくなりました。
今後もミドルゲームで活躍してもらいます。

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